非課税であることの意味

NISAにせよ、確定拠出年金にせよ、最大のメリットは非課税であることといえる。ではなぜ非課税でなければならないのか?それは投資効率が格段に向上するからに違いないが、それはあくまで「もうかってこそ」である。儲かるか儲からないかについては、非課税制度はあくまで中立である。それならば、「非課税であるから」やるというのは間違った発想なのかもしれない。投資による資産形成には、長い目で見れば確実なもの(たとえば世界の経済成長)に長期間で投資することが肝要だと述べてきたが、言うは易しで、実際に長期にわたって投資し続けるのは意外に難しい。しかし、確定拠出年金やつみたてNISAはそれをしくみ上強制する形になっている。そしてその制度に投資家を呼び込むエサとなっているのが「非課税」なのである。私自身もそうだが、勝手に投資していいよとなれば、そんなまどろっこしいことは選択しないだろう。投資家に無理やりにせよ、長期投資や積立投資をさせる力を持たせているのである。考えてみれば、ありがたい制度には違いない。(平成30年6月28日)

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