金の斧とFD宣言

金融庁の圧力?で金融機関各社はFD宣言をHP上で公開しているが、彼らがこのFD宣言についてどう考えているかは興味深い。ただの努力目標だとか会社としての心構えみたいなものと考えているのではないだろうか?しかし、それは考えが甘いと思う。私が思うに、FD宣言は、顧客との契約の一種と考えるべきであり、それに違背したことによって、顧客が損害を被れば金融機関は民事責任を負う可能性がある。私がFD宣言作成についての協力を求められたときに、一番リスクだと思ったのは、当たり前ではあるが、これは言いっぱなしでは終われないと感じたことである。この業界はWIN・WINとか、聞こえのいいことを簡単に言ってしまうところがあるが、これはそうはいかないだろうと。いいことを言えば言うほど自分が追い込まれる形になると。ある意味では、自分が確実にできることしか言ってはならないものなのである。ETNの事例はまさにその好事例とも言えるが、こんなに極端な場合ではなくても、金の斧(顧客本位の業務運営)ではない事例は多く存在するのではないか?(平成30年8月31日)

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