リスク分散は商品ではなく投資手法で

市場が不安定になってくると、リスクの低減に注目が集まる。そういう意味でバランスファンドが話題になってくる傾向は、決して悪いことではないと思うが、最近のバランスファンドの中で、国内債券の組み入れ比率を非常に高くしたり、為替ヘッジを付けて為替リスクを抑制するタイプのファンドがそうした目的に合致しているように言われるのは、少し違うような気がする。確かにリスクの値だけ見れば低くなっているのだろうが、そうしたファンドは、当然のことながら上がるときも上がらない。相場の動向に対して下がる率よりも上がる率の方が高ければまだ許せるが、そうしたファンドは逆の可能性が高い。なぜならコストがかかっている以上そうなるのだ。これだと一回下落するとかなりの期間元には戻らないことが多く、何のために投資しているのかわからない。リスク低減することは決して悪くないが、それはリスクを低減したファンドで行うのではなく、ある程度のリスクを取ったファンドを使って、長期投資や積立投資などを組み合わせることでリスク低減を図るほうが結果として有効だと個人的には感じている。(平成31年1月30日)

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