ファンドを選ぶことの難しさ

企業型DCにおいては、事業主が加入者を代表して、商品選定に深く関与していくことが必要なわけだが、実際はよくわからないので、結局、関係のある運用管理機関に丸投げしてしまうことが多く見られるのではないか?そして運用管理機関も受託者責任とか言いながらも自分に都合のいいラインナップを提供する。その結果、どうにもならない商品が並ぶ。やってみてだめなものは、他のものを追加するなり、変えなさいと言うけれども、実際そんなに簡単ではない。やっぱりはじめが肝心なのである。今の流れは、加入者が選別しやすくなるように、ファンド数を制限する方向になっているのも、善し悪しではある。事業主に商品の選定責任を負わせることが困難であるのなら、運営管理機関に負わせるしかない。例えば20年かけても元本割れしているような商品を提供したような場合にはペナルティを科すとかそれくらいしないと運営管理機関も真剣にはならないだろう。あるいはつみたてNISAの商品選定基準を少しDC向けにリバイスして適用することも一案ではないか。あともう一つは、DCによって事業主も積み立て責任を免れているのだから、しくみの維持にもう少しお金をかけたらどうですか。(平成31年3月26日)

▲このページのトップに戻る