去年一年間のファンドのパフォーマンスを見ると、資源株などのテーマ型や通貨選択型などが成績上位に並ぶ。そのこと自体はよくあることではあるが、こういう短期的な結果は投資家の投資対象の選択にはどうしても影響を与えるし、また販売員のセールストークにも使われやすい。しかし、テーマ型ファンドなどのパフォーマンスは長期的に見れば上下動が激しく、一定しているわけじゃないことも周知の事実である。なぜかと言えば、そういう投資対象の値動きは時々の市況動向に依存しているからである。短期間の投資対象としては、面白いかもしれないが、長期にわたる投資対象としてはふさわしいとは思えない。短期的に上がったものは短期的に下がることが多いからである。今年は多かれ少なかれリセッションが到来することは大方の見方であり、業績などの裏打ちの少ない投資対象には厳しい環境となるかもしれない。長期投資を目指すなら、やはりできるだけ裏打ちがあると信じられるものにすべきであろう。特に今年最後の一年となる(旧)NISAでの投資には注意が必要である。(令和5年1月31日)

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