過去において、証券会社にとって投信販売は3度おいしいと言われていた。販売手数料と代行手数料、株式発注による手数料である。いまはさすがに表立って言わないが、実体的にはまだ続いている。一方で、顧客の負担する手数料率に対する関心は高まっている。個人的には費用の高低は直接的な問題では無いと思っている。要はその手数料は何のサービスに対する費用であるかが明確であり(包括的なものではダメ)、その費用に対して顧客が納得できるか、である。手数料問題の根本は、何のために払っているか顧客もわからないし、もらっている業者も説明できないのではないか?ということである。特に代行手数料は、顧客の腹が直接痛むわけではないので監視が緩くなりがちである。投信会社の業務を代行しているというのなら、信託報酬は投信会社と受託会社のみがうけとって、代行手数料は投信会社と別途契約して、投信会社から徴収すべきである。そうすれば、顧客にとっての費用比較は投信会社の費用のみの比較となるし、投信会社と販売会社との関係にも緊張感が産まれるのではないか?(令和5年11月29日)

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