その時々で投信の人気やリターンのランキングを見るとだいたい上位はテーマ型とかブルベア型とかで、安定的なリターンや市場平均を目指すようなバランス型ファンドが食い込むことは非常に少ない。こうしたランキングがファンドの良し悪しを表していることはなく、単なる短期的な市場環境の表現に過ぎない。裏を返すと投資信託の種類には明確に市場環境に準拠するような性質のものと、そうでないものが存在するということである。テーマ型ファンドが悪いわけではない。ただ、長期で安定的な資産形成の実現には不向きだと言っているだけである。よく巷では、このファンドだけで十分みたいな論調を目にすることがあるが、だれにでもこれだけを買っていればOKなんてファンドは存在しない。それぞれのファンドには特徴があり、おのずとそれぞれのファンドには接し方があるのであり、その接し方を誤ると思わぬ損失を被ることになる。このあたりはなんとなく人間関係にも通じるものがある。(令和7年8月1日)